年中行事・お正月
- 女の子が、お婆さんから年末から正月にかけての東海村のさまざまな行事を聞いています。お婆さんは言いました。
- 新しい年の福や徳を持ってくる歳神としがみ様(歳徳神としとくじん様)を迎えるために12月13日のすす払いと言う大掃除をする。
- 25日頃には正月用品の買出しに行って、28日には餅つきをする。
- 31日はおせち料理を作ったり、年越しそばを作って食べて除夜の鐘を聞く。
- 正月はお父さんが早起きをして神様に若水をお供えする。
- 7日には七草かゆを食べる。
七草の名前知っていますか? - 14日は道きりをやって、繭玉まゆだまを作って、夜はワーホイをやる。
- 16日の大斎日が過ぎると20日には繭玉まゆだまの餅をとったり、お供えを崩したりして正月が終るんだ。
【歳徳神】(としとくじん、とんどさん)
方位神の一つ。その年の福徳を司る吉神。年徳、歳神、正月さまなどともいう。暦にはたいてい美しい姫神の姿が描かれる。
東海村の「伝説・伝承」です。
イラストは「東海村民話再生の会」の提供による紙芝居からのものです。
【参考文献】「東海村のむかし話と伝説」東海村教育委員会 昭和56年3月31日発行