かつお菜は、古くから福岡で栽培されている伝統野菜で、旨味が強いだけでなく縁起のよい野菜とされています。
汁物や煮物に使うと、鰹(かつお)の出汁がいらないほど旨みが多出るので、かつお菜と呼ばれるようになったと言われています。
漢字では「勝男菜」と書くことから、正月には縁起物として博多の雑煮には欠かせない野菜の一つです。
春から夏にかけて収穫でき、栄養分を多く含むため、サラダや和え物などにして食べると美味しいです。また、ビタミンCやカルシウムなどの健康に良い成分も豊富に含まれています。
かつお菜の栽培方法
種まき
3月から5月頃が適しています。
種まきをする場所は、日当たりの良い畑やプランターなどが良いでしょう。
土は、軽くふかして水はけの良い状態にしておきます。
種は、土の表面にまんべんなく撒いて、薄く土で覆います。
水やりは、土が乾かないように毎日行ってください。
発芽するまでには、約1週間ほどかかります。
間引きと移植
発芽後2週間ほど経った頃が良いでしょう。
間引きとは、種が密集して生えている場合に、一部を抜いて植物同士の間隔を広げることです。根や茎や葉がしっかりと育つようになります。
間引きした苗は、別の場所に移植することもできます。間隔は、約10センチほどあけると良いでしょう。
収穫
種まきから約2ヶ月後から始められます。
収穫方法は、茎の根元から切り取るか、葉を摘むかのどちらでも構いません。ただし、一度に全部収穫しないでください。少しずつ収穫することで、長くかつお菜を楽しむことができます。
収穫したかつお菜は、水洗いして水気を切ってから冷蔵庫で保存してください。
以上が、かつお菜の栽培方法の説明でした。かつお菜は、簡単に育てられる上に美味しくて健康にも良い野菜です。ぜひ挑戦してみてください。