水菜(ミズナ)は、アブラナ科の葉菜で、日本では古くから栽培されている野菜です。
関東では京菜(キョウナ)とも呼ばれ、細くて長い茎と、ふんわりとした緑色の葉にあります。
水菜の葉は、やわらかくてシャキシャキとした食感があり、さっぱりとした甘みと苦みが特徴です。水菜は、生でサラダや和え物にしたり、炒め物やスープに加えたり、様々な料理に使えます。
水菜には、ビタミンCやカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれており、免疫力や骨の健康にも良いとされています。水菜は、冬から春にかけて旬を迎える野菜で、寒さに強くて育てやすいです。水菜は、日当たりと水はけの良い場所で育てるとよく育ちます。
水菜の栽培時期
3月中旬~10月中旬
主な旬
春まき:4月~5月、収穫時期:5月~6月
秋まき:9月~10月、収穫時期:10月~12月
※茨城県北部での目安です。お住いの地域や条件に合った栽培をお勧めします。
水菜(ミズナ)の栽培方法
水菜(ミズナ)は、冬から春にかけて収穫できる葉菜です。水菜は、寒さに強く、病気や害虫にもあまりかからないため、初心者でも栽培しやすい野菜です。
水菜の栽培方法について、以下のポイントをご紹介します。
種まき
発芽地温:20~30℃
生育適温:15~20℃
株間:4~8cm
耐暑性:中
水菜の種まきは、9月から11月と2月から4月が適期です。水菜は発芽に高温を嫌うので、夏場は種まきを避けましょう。
間引きをしながら育てるので、すじまきにします。
種まきの際には、土をふかふかに耕して平らにし、種をまきやすいように細かく砕いておきます。種は土の上にまんべんなく散らし、軽く土で覆って押さえます。
種まき後はたっぷりと水やりをして、乾燥しないようにします。
間引きと移植
水菜の発芽は、種まきから5日から10日程度で見られます。
密集すると蒸れや病気の原因になるので、間引きが必要です。間引きは2回行います。
1回目は本葉が2枚ほど出た時で、間隔を3cmほどにします。
2回目は本葉が4枚ほど出た時で、間隔を10cmほどにします。
間引いた苗は移植することもできます。
移植する場合は、根元を傷つけないように注意してください。
管理
水菜の管理は、水やりと追肥がポイントです。
水やりは土が乾いたら行いますが、水切れや水過ぎに注意してください。特に冬場は霜や雪が降ることもあるので、適度な湿度を保つようにします。
追肥は本葉が4枚ほど出た後から行います。液体肥料を2週間に1回程度与えると良いでしょう。また、雑草や病気や害虫の発生にも注意してください。
収穫
収穫時期は種まきから約1か月から2か月程度です。
収穫の目安
夏期:30~40日
冬期:80日
草丈
小~中株:20~30cm
大株:30cm以上
間引き菜から利用できるので、大きさにこだわらず、使いたい時に随時収穫するのがよいでしょう。
収穫する際には、株ごと抜くか、茎の下部を切り取るかします。
株ごと抜く場合は、根元を切り落として使います。
茎の下部を切り取る場合は、再生することもありますが、品質が落ちる可能性もあるので注意してください。
以上が水菜(ミズナ)の栽培方法です。水菜は、手軽に栽培できる野菜なので、ぜひ挑戦してみてください。