耕す。

パクチー / コリアンダー

英語ではコリアンダー、タイではパクチー、中国ではシャンツァイ(香菜)と呼ばれ、独特の強い香りでエスニック料理には欠かせないハーブです。

鮮烈な独特の香りで、広くアジア、ヨーロッパ、中南米はじめ世界中に広がるハーブです。古くから利用され、薬用効能があるとも言われていたそうです。

料理の彩として添えられたり、炒め物、麺類、スープ、サラダ、ソースなどに幅広く使われています。

葉だけでなく、花や種子、根まで利用でき、スープやカレーなどの香りづけに使われることがあります。

パクチーの栽培方法

パクチーは、アジアや中南米などの暖かい地域で広く栽培されているハーブです。
葉や茎は、香りや風味が特徴で、料理に欠かせない食材として人気があります。
しかし、パクチーは日本ではあまり一般的な作物ではなく、スーパーや市場で手に入れるのも容易ではありません。
そこで、自宅でパクチーを栽培してみませんか?

パクチーの栽培方法について、以下のポイントをご紹介します。

種まき

発芽地温:15〜25℃
生育適温:18~25℃
株間:10cm
耐暑性:中

パクチーの種まきは、4月から8月と9月から10月が適期です。パクチーは発芽に高温を嫌うので、夏場は種まきを避けましょう。

パクチーは直根性といって太い根が張るため、移植を嫌うので直まきが向いています。

種は硬い殻の中に2つ種が入っています。そのため種の殻を軽く潰して一晩程度水につけてから種をまくと発芽率がよくなります。

種まきの際には、水はけが良くて肥沃な土を選びます。
土の表面平らにし、種をまきます。
パクチーは「好光性種子」といって、発芽に光を必要なので、種は深く埋めずに、軽く土で覆います。
水やりは、土が乾いたらたっぷりと行います。

発芽

パクチーの種は、発芽するまでに約1週間から2週間かかります。
発芽するまでは、直射日光を避けて半日陰に置きます。発芽したら、日当たりの良い場所に移します。発芽後も水やりは欠かさずに行います。

摘心

パクチーの茎が10cmほどに伸びたら、摘心を行います。摘心とは、茎の先端を切ることで、枝分かれを促して茂らせる方法です。摘心した先端は、そのまま料理に使うことができます。

収穫

40~60日
草丈:20~30cm
株元から根ごと抜き取って収穫することもできます。根の部分は香りが強く、パクチー好きな人には根付きパクチーが喜ばれます。

パクチーは、葉が大きくなる前に収穫すると香りが良くなります。収穫する時は、茎ごと切り取るか、葉を摘み取るかします。収穫したパクチーは、水洗いして水気を切り、冷蔵庫で保存します。

以上が、パクチーの栽培方法です。自宅でパクチーを育てることで、新鮮で香り高いパクチーをいつでも楽しむことができます。ぜひ挑戦してみてください。