カテゴリー: 7月にまける野菜

  • 水菜(ミズナ)

    水菜(ミズナ)

    水菜(ミズナ)は、アブラナ科の葉菜で、日本では古くから栽培されている野菜です。

    関東では京菜(キョウナ)とも呼ばれ、細くて長い茎と、ふんわりとした緑色の葉にあります。

    水菜の葉は、やわらかくてシャキシャキとした食感があり、さっぱりとした甘みと苦みが特徴です。水菜は、生でサラダや和え物にしたり、炒め物やスープに加えたり、様々な料理に使えます。

    水菜には、ビタミンCやカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれており、免疫力や骨の健康にも良いとされています。水菜は、冬から春にかけて旬を迎える野菜で、寒さに強くて育てやすいです。水菜は、日当たりと水はけの良い場所で育てるとよく育ちます。

    水菜の栽培時期

    3月中旬~10月中旬

    主な旬

    春まき:4月~5月、収穫時期:5月~6月
    秋まき:9月~10月、収穫時期:10月~12月

    ※茨城県北部での目安です。お住いの地域や条件に合った栽培をお勧めします。

    水菜(ミズナ)の栽培方法

    水菜(ミズナ)は、冬から春にかけて収穫できる葉菜です。水菜は、寒さに強く、病気や害虫にもあまりかからないため、初心者でも栽培しやすい野菜です。

    水菜の栽培方法について、以下のポイントをご紹介します。

    種まき

    発芽地温:20~30℃
    生育適温:15~20℃
    株間:4~8cm
    耐暑性:中

    水菜の種まきは、9月から11月と2月から4月が適期です。水菜は発芽に高温を嫌うので、夏場は種まきを避けましょう。

    間引きをしながら育てるので、すじまきにします。

    種まきの際には、土をふかふかに耕して平らにし、種をまきやすいように細かく砕いておきます。種は土の上にまんべんなく散らし、軽く土で覆って押さえます。
    種まき後はたっぷりと水やりをして、乾燥しないようにします。

    間引きと移植

    水菜の発芽は、種まきから5日から10日程度で見られます。

    密集すると蒸れや病気の原因になるので、間引きが必要です。間引きは2回行います。

    1回目は本葉が2枚ほど出た時で、間隔を3cmほどにします。
    2回目は本葉が4枚ほど出た時で、間隔を10cmほどにします。

    間引いた苗は移植することもできます。
    移植する場合は、根元を傷つけないように注意してください。

    管理

    水菜の管理は、水やりと追肥がポイントです。

    水やりは土が乾いたら行いますが、水切れや水過ぎに注意してください。特に冬場は霜や雪が降ることもあるので、適度な湿度を保つようにします。

    追肥は本葉が4枚ほど出た後から行います。液体肥料を2週間に1回程度与えると良いでしょう。また、雑草や病気や害虫の発生にも注意してください。

    収穫

    収穫時期は種まきから約1か月から2か月程度です。

    収穫の目安

    夏期:30~40日
    冬期:80日
    草丈
    小~中株:20~30cm
    大株:30cm以上
    間引き菜から利用できるので、大きさにこだわらず、使いたい時に随時収穫するのがよいでしょう。

    収穫する際には、株ごと抜くか、茎の下部を切り取るかします。
    株ごと抜く場合は、根元を切り落として使います。
    茎の下部を切り取る場合は、再生することもありますが、品質が落ちる可能性もあるので注意してください。

    以上が水菜(ミズナ)の栽培方法です。水菜は、手軽に栽培できる野菜なので、ぜひ挑戦してみてください。

  • ケール

    ケール

    ケールは、キャベツやブロッコリーなどと同じアブラナ科の野菜です。
    緑色の葉に紫色の筋が入っています。
    ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富で、抗酸化作用や免疫力向上などの健康効果が期待されています。
    生で食べると苦みが強いので、サラダやスムージーにするときはレモン汁やドレッシングなどで味を調えると良いでしょう。また、炒め物やスープ、チップスなどに加工することもできます。
    日本ではあまり馴染みのない野菜ですが、欧米ではポピュラーなスーパーフードとして注目されています。

    ケールの栽培時期

    3月中旬~10月中旬

    主な旬

    春まき:2月~3月、収穫時期:6月~7月
    秋まき:7月~8月、収穫時期:10月~12月

    ※茨城県北部での目安です。お住いの地域や条件に合った栽培をお勧めします。

    ケールの栽培方法

    ケールは、ビタミンやミネラルが豊富な野菜で、サラダやスムージーなどに使われます。ケールを自分で育てることで、新鮮で安全な食材を手に入れることができます。

    ケールの栽培方法について、以下のポイントをご紹介します。

    種まき

    発芽地温:18~22℃
    生育適温:15~25℃
    株間:40cm以上
    耐暑性:中

    ケールには、カールケールやレッドケールなどさまざまな品種があります。自分の好みや気候に合った種を選びましょう。
    ケールの種は、春や秋に播くことができます。
    播く前に、土をふかふかに耕しておきましょう。
    種を土の表面にまんべんなく散らし、軽く土で覆います。
    水やりは、毎日行うようにしましょう。

    間引きと移植

    ケールの芽が出てきたら、間引きを行います。
    間引きとは、芽を一定の間隔にするために、余分な芽を抜くことです。
    間引きをすることで、ケールが十分に成長できるようになります。

    間引きした芽は、食べることができます。

    間引いた苗は移植することもできます。
    移植する場合は、根元を傷つけないように注意してください。

    間引きの間隔は、品種によって異なりますが、一般的には20~30センチメートルくらいです。

    収穫

    収穫時期は種まきから約2~3ヶ月後程度です。

    収穫の目安

    種まきから約3.5か月
    葉の長さ:40cm以上

    葉の色が濃くなり、厚みが出てきたら収穫します。

    収穫する際には、株ごと抜くか、外側から大きい葉を順に1枚ずつ手で摘み取ります。
    摘み取った葉は、早めに食べるか冷凍保存することをおすすめします。

    以上がケールの栽培方法の概要です。ケールは、栽培が比較的簡単で、美味しくて健康に良い野菜です。ぜひ自分で育ててみてください。

  • パクチー / コリアンダー

    パクチー / コリアンダー

    英語ではコリアンダー、タイではパクチー、中国ではシャンツァイ(香菜)と呼ばれ、独特の強い香りでエスニック料理には欠かせないハーブです。

    鮮烈な独特の香りで、広くアジア、ヨーロッパ、中南米はじめ世界中に広がるハーブです。古くから利用され、薬用効能があるとも言われていたそうです。

    料理の彩として添えられたり、炒め物、麺類、スープ、サラダ、ソースなどに幅広く使われています。

    葉だけでなく、花や種子、根まで利用でき、スープやカレーなどの香りづけに使われることがあります。

    パクチーの栽培方法

    パクチーは、アジアや中南米などの暖かい地域で広く栽培されているハーブです。
    葉や茎は、香りや風味が特徴で、料理に欠かせない食材として人気があります。
    しかし、パクチーは日本ではあまり一般的な作物ではなく、スーパーや市場で手に入れるのも容易ではありません。
    そこで、自宅でパクチーを栽培してみませんか?

    パクチーの栽培方法について、以下のポイントをご紹介します。

    種まき

    発芽地温:15〜25℃
    生育適温:18~25℃
    株間:10cm
    耐暑性:中

    パクチーの種まきは、4月から8月と9月から10月が適期です。パクチーは発芽に高温を嫌うので、夏場は種まきを避けましょう。

    パクチーは直根性といって太い根が張るため、移植を嫌うので直まきが向いています。

    種は硬い殻の中に2つ種が入っています。そのため種の殻を軽く潰して一晩程度水につけてから種をまくと発芽率がよくなります。

    種まきの際には、水はけが良くて肥沃な土を選びます。
    土の表面平らにし、種をまきます。
    パクチーは「好光性種子」といって、発芽に光を必要なので、種は深く埋めずに、軽く土で覆います。
    水やりは、土が乾いたらたっぷりと行います。

    発芽

    パクチーの種は、発芽するまでに約1週間から2週間かかります。
    発芽するまでは、直射日光を避けて半日陰に置きます。発芽したら、日当たりの良い場所に移します。発芽後も水やりは欠かさずに行います。

    摘心

    パクチーの茎が10cmほどに伸びたら、摘心を行います。摘心とは、茎の先端を切ることで、枝分かれを促して茂らせる方法です。摘心した先端は、そのまま料理に使うことができます。

    収穫

    40~60日
    草丈:20~30cm
    株元から根ごと抜き取って収穫することもできます。根の部分は香りが強く、パクチー好きな人には根付きパクチーが喜ばれます。

    パクチーは、葉が大きくなる前に収穫すると香りが良くなります。収穫する時は、茎ごと切り取るか、葉を摘み取るかします。収穫したパクチーは、水洗いして水気を切り、冷蔵庫で保存します。

    以上が、パクチーの栽培方法です。自宅でパクチーを育てることで、新鮮で香り高いパクチーをいつでも楽しむことができます。ぜひ挑戦してみてください。