
- 昔石神に、腰まで浸かる様な深い田んぼがありました。
- 嫁に来た“おかめ”は一人でその田んぼの田植えを始めました。
- 何日も何日も田植えを続けたので、疲れが貯たまって、思わず居眠りをしてしまいました。すると、田んぼに入れていた足場丸太の上からツルッと足が滑ってしまいました。
- 夕方になっても家に帰らない“おかめ”を心配して婿さんが探しにくると、田んぼの真ん中に菅笠だけがぽつんと浮かんでいました。
東海村の「伝説・伝承」です。
イラストは「東海村民話再生の会」の提供による紙芝居からのものです。
【参考文献】「東海村のむかし話と伝説」東海村教育委員会 昭和56年3月31日発行