自然菜園 香菜里や

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水菜(ミズナ)

水菜

📋 栽培データ:水菜

項目データ
難易度★☆☆ (かんたん)
科名アブラナ科
適正pH6.0〜6.5
連作障害1〜2年あける
植付時期3月〜5月、9月〜10月(秋まき推奨)
収穫期間5月〜6月、10月〜1月
プランター標準(60cm)でOK
特記事項別名「京菜」。水と肥料を好む。

水菜 年間(秋季)栽培スケジュール

項目時期主要な作業ポイント
種まき9月〜10月直まき/スジまき発芽が揃いやすい。乾燥に注意。
間引き本葉2〜3枚時株間の調整ベビーリーフとして間引き菜も活用。
追肥草丈10cm〜定期的な施肥葉の色を保つため、薄い液肥も有効。
収穫10月〜1月抜き取り収穫大株に育てる場合は株間を広げる。

水菜 失敗しない基本の栽培プロセス

水菜は「水と土だけで育つ」と言われるほど強健ですが、シャキシャキとした**「繊細な食感」**を出すためには、適切な水分管理が鍵となります。ここでは、美味しく育てるための4つのステップを解説します。

  • STEP 1: 種まきと保湿 → 均一な発芽を目指す
  • STEP 2: 間引きと防虫 → 美しい葉を守る
  • STEP 3: 水やりと肥料 → シャキシャキ感を育む
  • STEP 4: 収穫のタイミング → 用途に合わせて収穫する

STEP 1: 種まきと保湿(均一な発芽を目指す)

スジまきにし、軽く土を被せます。乾燥すると発芽が揃わないため、発芽するまでは不織布などを被せて保湿すると確実です。

STEP 2: 間引きと防虫(美しい葉を守る)

アブラナ科のため、特に初期の害虫対策が重要です。間引きを段階的に行い、最終的に株間を15〜20cm(大株にする場合)取ります。防虫ネットは必須アイテムです。

STEP 3: 水やりと肥料(シャキシャキ感を育む)

「水菜」の名が示す通り、水分不足になると葉が硬くなってしまいます。土が乾く前にたっぷりと水を与え、肥料切れを起こさないよう定期的に追肥を行うことで、みずみずしい茎が育ちます。

STEP 4: 収穫(用途に合わせて収穫する)

草丈15cm程度の「ベビーリーフ」から、30cm以上の「大株」まで、お好みのサイズで収穫できます。寒さに当たると茎が白く太くなり、甘みが増していきます。


💰 【重要】最高の食感を手に入れるためのノウハウ

鍋物には大株、サラダには小〜中株が向いています。特に、霜が降りる時期まで育てた水菜は、茎が太く柔らかくなり、博多の「かつお菜」同様に深い味わいが楽しめます。