3-1. ブログ記事(投稿)の書き方と公開方法

🎯 このマニュアルで学ぶこと

WordPressには、「投稿」と「固定ページ」という2種類のページ作成機能があります。ここでは、「ブログ記事」や「お知らせ」など、定期的に更新する情報を作るための**「投稿」**機能の使い方を学びます。

WordPressの新しいエディター(Gutenberg/ブロックエディター)を使った、記事作成から公開までの手順を解説します。

1. 「投稿」と「固定ページ」の違いを知る

情報発信を始める前に、それぞれのページの役割を理解しておきましょう。

種類役割(家づくりでの例)特徴用途例
投稿(Post)日々の日記やお知らせ(新しい情報)時系列で表示され、カテゴリーやタグで分類される。新しい記事が上に来る。ブログ記事、ニュース、キャンペーン情報
固定ページ(Page)家の基礎情報(変わらない情報)時系列の影響を受けず、独立したページとして存在する。サイトのメニューなどに使われる。会社概要、お問い合わせ、プライバシーポリシー

2. 新しい記事の作成手順

ステップ1:投稿画面を開く

  1. WordPress管理画面のメニューから「投稿」→「新規追加」をクリックします。
  2. 「ブロックエディター」と呼ばれる記事作成画面が表示されます。

ステップ2:タイトルと本文を入力する

1. タイトルを入力

画面上部にある大きな入力欄に、記事のタイトルを入力します。タイトルは、記事の内容を最もよく表す、魅力的で分かりやすいものにしましょう。

2. 本文を「ブロック」で構成する

ブロックエディターでは、文章、見出し、画像など、すべての要素を「ブロック」という部品として扱います。

  • 文章を書く: 何も書かれていない場所をクリックすると「段落ブロック」として文章を入力できます。
  • 新しいブロックを追加: 「+」ボタンをクリックすると、見出し、画像、リストなど、さまざまなブロックを選ぶことができます。
よく使うブロック役割
見出しH2, H3など)記事の内容を区切り、読みやすくするために使います。(H1はタイトルに使われるため、本文ではH2から始めましょう)
画像画像を挿入し、サイズや配置を調整します。
リスト箇条書きを作成します。

ステップ3:カテゴリーとタグを設定する

記事の内容を整理し、訪問者が関連する記事を探しやすくするために重要です。画面右側の設定パネルで行います。

  • カテゴリー: 記事を大きなテーマで分類します。(例:Web制作の基本、WordPressの使い方、デザインのヒント)
  • タグ: 記事内の具体的なキーワードを細かく指定します。(例:パーマリンク、SEO、初心者向け)

ステップ4:公開前の最終チェックと「公開」

記事が完成したら、公開する前に以下の操作を行います。

  1. プレビュー: 画面右上の「プレビュー」ボタンを押して、PCやスマートフォンでどのように表示されるかを確認します。
  2. 公開設定: 画面右側の「公開」セクションで、公開日時を設定します。
    • すぐに公開: 今すぐサイトに記事を表示します。(デフォルト)
    • 日時指定: 未来の日時を設定し、予約投稿します。
  3. 公開: 問題がなければ、右上の「公開」ボタンを再度クリックします。

これであなたの記事がWebサイトに公開されました!

💡 まとめ:次のステップへ

投稿機能を使って、記事を公開することができました。

次は、企業サイトの「会社概要」や「お問い合わせ」ページなど、頻繁に更新しない大切な情報を作るための「3-2. 会社の情報ページ(固定ページ)の作り方と役割」に進みましょう。