🎯 このマニュアルで学ぶこと

WordPressのインストールが終わったら、Webサイトの「骨組み（HTML）」と「装飾（CSS）」を調整する初期設定を行います。特に「パーマリンク」の設定は、後から変更すると大変になるため、最初に必ず設定しましょう。

ここでは、初期設定の手順と、サイトのデザインを決める「テーマ」の選び方を解説します。

1. WordPress管理画面へのログイン

サイトの「土地（サーバー）」にWordPressという「家」が建ちました。ここからは、家の内装やルールを決める**「管理画面」**に入って作業します。

💻 ログイン手順

1. ブラウザで管理画面URL（例：https://あなたのドメイン名/wp-admin/）にアクセスします。
2. インストール時に決めた「ユーザー名」と「パスワード」を入力してログインします。
   • ログインすると、Webサイトのダッシュボード（管理画面）が表示されます。

2. 最初に必ず行うべき基本設定

2-1. 【最重要】パーマリンクの設定（Settings > Permalinks）

「パーマリンク」とは、Webサイトの各ページに割り当てられるURLの一部のことです。この設定が、検索エンジン（Googleなど）からの評価や記事の分かりやすさに大きく影響します。

📌 設定方法

1. 管理画面のメニューから「設定」→「パーマリンク」をクリックします。
2. 「カスタム構造」または「投稿名」を選択し、保存します。

設定項目	URLの例	初心者へのおすすめ
投稿名	https://example.com/sample-post/	最もおすすめ！ 記事の内容がURLから分かり、検索エンジンにも伝わりやすい。
カスタム構造（/%postname%/）	https://example.com/sample-post/	「投稿名」と同じくシンプルで分かりやすい。

2-2. 一般設定（Settings > General）

サイトの基本情報を設定します。

設定項目	内容
サイトのタイトル	Webサイトの最も重要な名前です。（例：〇〇株式会社 公式サイト）
キャッチフレーズ	サイトの簡単な説明文。（例：働く女性を応援する情報メディア）
サイトの言語	「日本語」になっているか確認しましょう。
タイムゾーン	「東京」に設定し、記事の公開時刻がずれないようにします。

3. サイトのデザインを決める「テーマ」の選び方

テーマは、Webサイトの「見た目（CSS）」と「レイアウト」を一括で決めるデザインテンプレートのことです。WordPressのテーマを変えるだけで、サイトの印象はガラッと変わります。

📌 テーマ選びの3つのチェックポイント

テーマを選ぶ際は、見た目の好みだけでなく、以下の3点を確認しましょう。

1. レスポンシブ対応（スマホ対応）しているか

ステップ1で解説した通り、スマートフォンで見たときにレイアウトが崩れず、自動で最適化されるテーマを選びましょう。現代のテーマはほとんどが対応していますが、念のため確認が必要です。

2. 動作が速く、シンプルな設計か

デザインが凝りすぎているテーマは、サイトの表示速度が遅くなる原因になります。初心者の方は、カスタマイズ性が高く、動作が軽いシンプルなテーマから始めることをおすすめします。

3. 有料テーマか、無料テーマか

• 無料テーマ： コストがかからず、すぐに始められます。シンプルな機能で十分ならこちらでOK。
• 有料テーマ： 高度なデザインや機能が最初から備わっており、サポートも充実していることが多いです。本気でビジネス利用するなら検討の価値があります。

💻 テーマのインストール方法

1. 管理画面のメニューから「外観」→「テーマ」をクリックします。
2. 画面上部の「新規追加」ボタンをクリックします。
3. 好きなテーマを検索し、「インストール」→「有効化」でデザインがサイトに反映されます。

💡 まとめ：次のステップへ

パーマリンクの設定とテーマの有効化が完了すれば、あなたのWebサイトはいよいよ情報発信の準備完了です。

次は、実際に記事を作成してサイトに情報を追加していく段階です。 ステップ3：WordPressの「使い方」をマスターしように進みましょう！ 「3-1. ブログ記事（投稿）の書き方と公開方法」に進みます。