🎯 このマニュアルで学ぶこと
前回の「投稿」は日々更新する情報に使いますが、今回は**「会社概要」「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」など、サイトの土台となる「変わらない大切な情報」**を作るための「固定ページ」について学びます。
固定ページの使い方をマスターし、サイトの信頼性を高めましょう。
1. 固定ページとは?(投稿との決定的な違い)
固定ページは、ブログ記事(投稿)とは異なり、時系列に左右されず、常に同じ場所に存在し続けるページです。
📌 固定ページの特徴
| 特徴 | 固定ページ | 投稿(ブログ記事) |
|---|---|---|
| 時系列 | なし(いつ見ても同じ) | あり(新しいものが上に表示される) |
| 分類 | カテゴリーやタグがない | カテゴリーとタグで分類される |
| 主な用途 | サイトのメニューやフッターで紹介される重要なページ | 日々の情報発信、SEO(検索エンジン最適化)を意識した集客記事 |
🏠 家づくりでの例:「家の基礎情報」
固定ページは、家でいうところの「玄関の表札」「間取り図」「契約書」など、変わらない土台となる情報にあたります。
2. 固定ページを作成する手順
固定ページの作成手順は、ほとんど「投稿」と同じですが、いくつかの違いがあります。
ステップ1:固定ページ作成画面を開く
- WordPress管理画面のメニューから「固定ページ」→「新規追加」をクリックします。
- 投稿と同じ「ブロックエディター」画面が表示されます。
ステップ2:タイトルと本文を入力する
- タイトル: ページの目的が分かるように明確に入力します。(例:会社概要、サービス一覧、お問い合わせ)
- 本文: 見出しブロックや段落ブロックを使って、必要な情報を入力します。
- 【注意】 固定ページにはカテゴリーやタグの設定項目はありません。
ステップ3:重要な設定項目(スラッグと親ページ)
画面右側の「固定ページ設定」パネルで、以下の2つの項目を確認しましょう。
1. スラッグ(パーマリンクの一部)
「スラッグ」は、そのページのURLの末尾にあたる部分です。
- URLの例:
https://あなたのドメイン名/company-profile/ - スラッグには、日本語ではなく「
company-profile」のように半角英数字を入力しましょう。
2. 親ページ(階層構造の作成)
固定ページは、親子関係を持たせることができます。
- 例えば、親ページを「サービス一覧」とし、子ページに「サービスAの詳細」「サービスBの料金」などを作成すると、サイト内の情報が整理され、訪問者にとっても分かりやすくなります。
ステップ4:公開
作成した内容を「プレビュー」で確認し、問題がなければ右上の「公開」ボタンをクリックします。
3. Webサイトに必ず設置すべき固定ページ3選
サイトの信頼性を高め、法律上のリスクを避けるためにも、以下の固定ページは必ず作成しましょう。
| ページ名 | 設置すべき理由 | 必須となる機能や情報 |
|---|---|---|
| お問い合わせ | ユーザーからの質問や商談の窓口を確保する。 | お問い合わせフォーム(次回の「プラグイン」で作成) |
| プライバシーポリシー | サイトで取得した個人情報(メールアドレスなど)の利用目的を明記する。 | 法律に基づいた個人情報の取り扱いに関する文章。 |
| 会社概要 / 運営者情報 | 誰が運営しているサイトなのかを明確にし、信頼性を高める。 | 所在地、連絡先、代表者名など。 |
💡 まとめ:次のステップへ
固定ページを作成することで、サイトの基盤がしっかりしました。
次は、お問い合わせフォームやセキュリティ機能など、サイトの機能を拡張するために必須となる「3-3. サイトの機能を増やす『プラグイン』の使い方」に進みましょう!