🎯 このマニュアルで学ぶこと
Webサイトを公開するために必須の「サーバー」と「ドメイン」は、どこで、どのように選べば良いのでしょうか?
このマニュアルでは、初心者の方が迷わずWordPressを導入できるように、サーバーとドメインを準備するための具体的な手順と、押さえておくべきポイントを解説します。
1. サーバー(土地)を選ぶ:レンタルサーバー会社との契約
前回学んだ通り、サーバーはWebサイトのデータを保管する**「土地」**です。私たちは、専門の会社からこの土地を借りて利用します。
📌 初心者向けレンタルサーバー選びの3つの基準
サーバーを選ぶ際の最も重要なポイントは、WordPressのインストールが簡単かどうかです。
| 基準 | 詳細 | 初心者にとってのメリット |
|---|---|---|
| 1. WordPressの自動インストール機能 | 契約後、ボタン一つでWordPressを自動でセットアップしてくれる機能があるか。 | 専門知識が不要で、すぐに次のステップに進める。 |
| 2. 高速で安定している | サイトの表示速度が速いか、トラブル時に安定しているか。 | 訪問者のストレスを減らし、検索エンジンにも評価されやすい。 |
| 3. サポートが充実している | 困ったときに電話やメールで相談できるサポート体制があるか。 | 初めてのトラブル時でも安心して対応できる。 |
💡 おすすめのレンタルサーバー
(※自社サイトへの掲載時には、貴社が推奨またはアフィリエイト契約を結んでいる具体的なサービス名をここに記載してください。例:Xサーバー、ConoHa WINGなど)
2. ドメイン(住所)を選ぶ:サイトの名前を決める
ドメインは、あなたのWebサイトの**「インターネット上の住所(名前)」**です。一度決めると頻繁に変えられないため、慎重に選びましょう。
📌 良いドメイン名の決め方
ドメイン名は、主に2つの部分から成り立っています。
- 文字列部分:
garan.ne.jpの「garan」の部分。 - トップレベルドメイン:
garan.ne.jpの「.ne.jp」の部分。
| 選び方のポイント | 詳細 |
|---|---|
| 分かりやすく、覚えやすい | 長すぎたり、複雑な記号を使ったりせず、サイト名や会社名と関連付けましょう。 |
| 短く簡潔に | 口頭で伝えやすく、入力ミスが起きにくいドメインが理想です。 |
| トップレベルドメインは信頼性を重視 | .com(世界共通)、.net(ネットワーク)、.jp(日本)が一般的で信頼度が高いです。 |
🚨 注意点:ドメインは早い者勝ち
ドメインは世界に一つしかなく、早い者勝ちです。希望のドメインがすでに使われている場合は、他の文字列やトップレベルドメインを検討しましょう。
3. サーバーとドメインをまとめて契約する(実践)
多くのレンタルサーバー会社では、ドメインの取得もまとめて行えるサービスを提供しています。
💻 契約手続きの一般的な流れ
- サーバー会社を選ぶ: 前述の基準を参考に、利用したいレンタルサーバー会社を選びます。
- プランを選ぶ: 初心者の方は、最も安価なプラン(スタンダードやベーシックなど)で十分です。途中で上位プランに変更も可能です。
- ドメイン名を決める: 契約画面で希望のドメイン名を入力し、空いているか確認します。
- 申し込み・支払い: 料金を支払い、契約を完了させます。
多くの場合、この契約手続きの途中で、**「WordPressを同時にインストールしますか?」**というチェック項目が出てきます。ここで「はい」を選ぶだけで、次のステップ(2-2)の作業がほとんど終わってしまうので、必ず利用しましょう。
💡 まとめ:次のステップへ
サーバーとドメインの準備が完了すれば、Webサイトの「土地」と「住所」が手に入ったことになります。
次は、いよいよ実際にWordPressのプログラムをサーバーに導入する作業、「5分でできる!WordPressをインストールする方法」に進みます。